不道徳かつ地獄的なパラノイア

自称作家が何の根拠もない嘘八百を語るブログ

風に吹かれ、揺れる茶髪の香りを深く深く嗅いだ。

 

目の前が、茶色い。

ひたすら目の前の景色が茶色いのだ。あと幾何学的なカールもアクセントとして添えられている。

 

何かというと私は帰省のため新幹線に乗り込んでいたのだが、サークルの旅行と思わしき大学生一団と同じ車両に乗り合わせたのだ。

 

一団のちょうど後ろに陣取った私からは茶色い頭が右に左に動く様が見える。

 

彼女らは何が忙しくて左右に激しく頭を振っているのだろう。あれが俗に言うヘドバンというやつだろうか。

 

あぁ。

 

茶髪が。

 

茶髪がたった。

 

あぁぁ。

 

茶髪が座った。

 

茶髪は左右だけでなく上下運動も始めた。

 

勘のいいエロ読者各位へ。上下運動とは、別にそういう意味ではない。

 

いや。

 

私から見えてないだけでもしかしたらそうなのかもしれないがそうとは思いたくないだけなのかもしれない。

 

しかし前の茶髪はよく動く茶髪だ。

 

 

 

ここまで動く理由はなぜだろう。

 

 

 

そうか。

 

わかったぞ。

 

 

この茶髪は空間を支配しようとしているに違いない。

 

 

 

上下左右を様々なパターンから検証し、一番この12号車を効率よく自分の空間として支配出来るかを考えているに違いないのだ。

 

では、このサークルはきっと「帝王学サークル」なる超高学歴インカレ集団なのだ。賢人会議もかくやと思われる始末である。

 

彼女らが名古屋あたりで味噌カツの匂いに誘われて降りていく感じにならないかな。

 

八つ橋求めて私と一緒に京都までランデブーかな。